June 1, 2013

BreakThroughの開発方針

(この記事は期間限定で公開します)

WOWOWメンバーズオンデマンドに対応していて気づいたのですが、
xConがインストールされているかチェックしているようです。
アプリ開発者側もJailbreak環境で実行できるようにするTweakに脅威を感じ始めたということでしょうか。

そこまで躍起になる理由はさておき、アプリ開発者を混乱させることが目的ではないので、そういった背景を踏まえて今後BreakThroughは以下の方針で開発/機能拡張をしていきたいと考えています。

  • アプリ開発者の方からの対応除外の相談を受け付けます。
    特に「Jailbreak環境」で「実行」できることが「BreakThroughの利用者」に対するリスクとなる場合には、ぜひ教えてください。せっかくこのTweakを使っていただいている方が結果として被害にあうのは本望ではありません。
    連絡はCydiaからお願いします。
  • 公開数に制限をかけます。
    ダウンロード数が1000を超えているのに気がついたら、そのバージョンの公開を中止します。
    ただ、今は数十ぐらいですので、とうぶん引っかからないでしょう。


ここからはアプリ開発者の方にお願いです。
iPhoneはひとりで何台も持っているものではありません。そのため、Jailbreak対策をされると、Jailbreakしている「人」はそのアプリを利用できなくなってしまいます。

JailbreakはiDeviceをより便利にする手段であり、アプリも利便性や娯楽を求めて利用するものです。それらを2者択一するのはつらいものです。
Jailbreakもできて、アプリも使えるのが最善の答えです。このTweakはその2者択一から逃げるために作りました。

Jailbreakを排除することである種類の攻撃が防御できるという考え方自体は理解できます。ただ、Jailbreakをしなくてもアプリ内に保存したデータや通信に介在する手段は存在し、おそらくJailbreak排除で守っても一時的なものにすぎません。

Jailbreak環境での実行を排除する理由を解きつめ、最善の対応をしていくことでJailbreakを差別する必要がなくなっていき、このTweakの存在意義がなくなることを祈っています。